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トップ対談

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人間力技術力で、
感動を共有したい。

FA(ファクトリー・オートメーション)業界の独立系商社として、独自のポジションを築いてきたサンセイテクノス。経営トップである社長と副社長にFA業界の今後の展望や、自社のビジョン、若手社員が考えた採用サイトのコンセプト、そして会社が求める理想の人物像まで、本音で話していただきました。若い世代の皆さんに親しみと敬意を込めて語った、経営者からの貴重なメッセージを、最後までお読みください。

TALK MEMBER

代表取締役社長

浦野 俊明

代表取締役社長

浦野 俊明

1979年生まれ。2002年入社。2016年より現職。小学生と幼稚園児の三児の父。日曜日は、子どもの付けるテレビの音で起床。小学生の息子の教科書や宿題を見て、昔はこんなこと習ったかなと、時の流れと世の中のアップデートに気付かされる日々です。

代表取締役副社長

浦野 英和

代表取締役副社長

浦野 英和

1982年生まれ。2005年入社。2016年より現職。休日は、小学6年生と幼稚園年少組の男児2人と一緒に近所でよく遊んでいます。また、平日は早朝6時からゴルフ練習場でクラブを振り、家族がまだ起きてくる前に帰宅。平日も休日もフルスイングで頑張っています。

THEME 01

THEME 01 / 05

FA業界と自社の 展望は?

FA業界の見通しをどのようにお考えですか。

社 長
我々の市場は基本的に日本国内ということを考えると、これから少子高齢化が進行する中で経済力を維持するためには生産性の向上は不可欠になります。FAはそんな時に製造業を下支えし、ものづくりに貢献できる分野ですから、今後も間違いなく成長するでしょうね。
副社長
例えば最近は、ファミレスに配膳ロボットやタブレットの注文システムがあるなど、自動化・ロボット化の波を実感できますが、我々が手掛けているのは工場の設備が中心なので、一般の方には見えにくいと思います。しかし、FA市場は急速に拡大していて、大企業だけでなく中小企業にも広がりつつあります。学生の皆さんにも、まずはこの業界の見通しは明るいですよと、お伝えしたいですね。

その中でサンセイテクノスの展望は。

社 長
当社は独立系商社として、取り扱いメーカー2,300社とお取引があり、自社にも物流センターがありますので在庫の保有度が高く、お客様の多様なご要望に柔軟に対応できます。また競合他社にはない、40年近い歴史を持つ技術部門があるのでエンジニアリングの部分を含めたソリューションをご提供できる。堅実な成長を維持できると考えていますね。
副社長
私も、社長と同じ意見です。FAの進化と共に工場内設備のメンテナンスや管理が必要になってきますが、企業としては人手不足で、なかなか設備を安定的に稼働させるための専門的な人材まで採用できないのが現状です。サンセイテクノスのようにメンテナンスを含めてお客様の必要とされているサービスをワンストップでご提供できる会社は、これからも需要が高いでしょうね。
THEME 02

THEME 02 / 05

どんな会社 したいですか?

今後の事業展開をどのようにお考えですか。

社 長
当社は「大きさではなく、強さを誇る会社」にしたいという理念を持っています。これを実現するためには、規模を大きくするよりもお客様のご要望や信頼にしっかり応えられる企業であることを優先したいと考えています。
副社長
そうですね。まずは、本社と支店がある関西・中部地区を中心に、このエリアのお客様に対して必要不可欠な存在になりたい。また、我々の取り扱いメーカーは三菱電機やオムロンをはじめ世界的にも著名なプレゼンスの高い企業ばかりですので、お互いを高められるように努力していきたいですね。
社 長
それこそ、我々は現在も、FA業界においてトップクラスのサービスをご提供していると自負しています。さらに、今以上に新しい技術にアンテナを張って提案力を高めていくことができれば、安定的な成長は十分に可能であると思っています。
副社長
FA業界は、これからも日進月歩で進化するでしょうから、製造業の現場で必要とされる時代に相応しい製品や技術を提供して、ものづくりにおける総合商社のような位置付けを目指したいですね。

社内環境についてはいかがですか。

社 長
デジタルツールの発展によって、多様な働き方が可能になってきました。例えば当社でも、結婚するお相手が転勤族の方で転居先にオフィスがない方には、自宅からのフルリモートで対応してもらっています。ここで重要なのは、働き方は多様になっても会社として大切にしている理念である「顧客感動」は共有するということ。
デジタルツールはあくまで働くためのツールであり、手段なんです。IT技術が働く環境に欠かせない存在になっている今だからこそ、これまで以上に理念を含めたヒューマンな領域を大切にする必要があります。会社としては理念に共感してくれる方が、不本意な形で退職するといったことにならないように、努めていきたいと思っています。
副社長
当社の本拠地は関西と中部なので、生活の基本をこの二つのエリアに置くことができます。これはお子さんの教育やご家族の介護などを考えると、大きなメリットになると思います。
この限られたエリアの中で、やりたいことを追求し、満足できる所得を確保しながら、人生を過ごすということは、ワークライフバランスという視点からも、幸せなことではないかと考えています。会社としては、その中でできるだけ多様な働き方を許容できるようにしたいと思いますね。
THEME 03

THEME 03 / 05

「競争し、共創する」 というコンセプトは?

若手社員が考案した採用サイトのコンセプトについてどのようにお考えですか。
※採用サイトのコンセプト:
今回の採用サイト制作にあたり、若手社員が中心となってワークショップが開催され、活発なディスカッションの結果、「競争し、共創する」というコンセプトが立案されました。
ワークショップの様子はこちら。

社 長
このコンセプトが若手社員の中から出てきたということが、嬉しいですね。
副社長
はい。社員の皆さんが共感したからこそ、このコンセプトに決定したと思いますし、普段から会社の経営や理念について考えていたからこそ出てきた言葉だと思います。ありがたいですね。
社 長
まず、「競争」についてお話しすると、人も企業も、成長していく上で「競争」は必要なこと。社内においても社外においても健全な「競争」はポジティブな意味をもたらすと考えます。ただ、行き過ぎてギスギスした雰囲気になると弊害になる。当社は「顧客感動」という共通理念があるので、社員は大切な考え方を共有しながら切磋琢磨して、新しい分野にも挑戦しています。これがつまり「共創」を生んでいると考えています。
副社長
右肩上がりの時代は終わって、「競争」はより激しく、高度になっています。その中で、昨日まで競い合っていた企業と協業したり、異分野であるIT系の企業とコラボレーションするなど、固定概念にとらわれない組み合わせが求められている。これが「共創」に繋がっています。その中で、当社の取り扱いメーカーが、多岐に渡るということは、自由な「共創」の可能性が広がっているということ。「競争し、共創する」というコンセプトを、採用テーマとしてだけではなくて、会社としても考え、深めていきたいですね。
THEME 04

THEME 04 / 05

「顧客感動」とは?

経営者の立場から、どのように捉えているか教えてください

社 長
当社が20年ほど前に設定した経営テーマが「顧客感動」です。ここでの顧客とは、お客様はもちろん、仕入先メーカーを含めたステークホルダー※全てです。つまり当社に関係する方全てに感動してほしいということです。似ている言葉に「顧客満足」がありますが、満足には“させる”という感覚があると感じています。それに対して感動は、感じていただくもの。そこが大きな違いです。つまり、我々のサービスによって、満足を超えた喜びを感じてほしいということです。これはゴールのないテーマで、結局は社員一人ひとりで考えて実現していくしかない。その時に問われるのが「人間力」です。デジタル時代と言われる現代だからこそ、「人間力」が大事になってくると思います。
※ステークホルダー:
企業が経営をするうえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者のこと。具体的には従業員、顧客、取引先、株主など。
副社長
「顧客感動」というテーマは、我々が経営上の様々な判断をするときに基準になります。お客様とのお付き合いの中で、「そんなことまでは思いつかなかった」とか「そこまでやってもらえるんですか」といった、一歩先をいく存在でありたい。その時に旗印となる言葉が、「顧客感動」です。また、社員個人としても、この人に担当してもらったから、とても気持ちよく進行したとか、ぜひあの人と仕事をしたいとか、思っていただくのも「顧客感動」。お客様の受け取り方によって、解釈が広がる大きなテーマと考えています。
社 長
先ほどもお話ししましたが、これからの企業にとって理念はとても重要になってくると思います。「顧客感動」は、経営上においても、会社の評価などの仕組みを考える上においても、何か迷った時に常に戻ってこられる羅針盤のようなものですね。
THEME 05

THEME 05 / 05

求めている 人物像は?

サンセイテクノスにはどんな人が必要ですか。

社 長
一般的にデジタルツールをはじめ、新しい技術への順応性は若い人の方が高いものです。ですから当社に入って、仕事の進め方などについて疑問を持たれた点は遠慮なく指摘していただきたいですね。
副社長
社長がおっしゃるように、そういう点において当社は柔軟なので、先輩社員もしっかり耳を傾けてくれると思います。
社 長
一方で、例えば会社で標準化された仕事の進め方は、長い歴史が元になっています。どこを改善すれば、より良い方向に向かうのか、何が将来的にお客様にとって利益をもたらすのか。「本質論」を軸に、若手社員と先輩社員で対話してほしい。そこから生まれる新しい考え方や人の繋がりを自分の財産にしていただきたいですね。デジタルスキルも大切ですが、ヒューマンスキルを磨こうとしている人、志の高い人に期待したい。そして、人間力と技術力で、多くの人と感動を共有できる企業を目指したいですね。
副社長
多様性の時代と言われる中で、我々もできるだけ色々な個性の方に来ていただきたいと思っています。ただその中で、年長者の方を敬う「長幼の序」や礼儀作法を大切にすることなど、人としてのマナーは身につけてほしいですね。そして、正解の見つけにくい時代だからこそ、「まずはやってみよう」「前向きでいよう」という姿勢を持っていただきたい。当社は安定した成長を続けている会社ですが、そこに安住することなく、挑戦する気持ちを持った人をお待ちしています。